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Plaintext

WEBVTT
1
00:00:00.000 --> 00:00:01.240
ちょっと想像してみてください
2
00:00:01.240 --> 00:00:03.900
もしも政府が道路や公共施設といった公共のインフラを
3
00:00:03.900 --> 00:00:06.100
現在のデジタルインフラの扱いと同程度の扱いにしてしまったら
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00:00:06.100 --> 00:00:09.480
一体どうなるでしょう?
5
00:00:09.480 --> 00:00:12.560
例えば国会がレンタルオフィスだったとして
6
00:00:12.560 --> 00:00:16.360
その建物のオーナーである多国籍企業が
7
00:00:16.360 --> 00:00:19.240
環境保護を強化する法案に反対だからと言って
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00:00:19.240 --> 00:00:22.580
国会議員にその法案への投票を禁止したとしたらどうでしょう?
9
00:00:22.840 --> 00:00:25.240
あるいは議会が議員数の増員を決定したとしても建物のオーナーである多国籍企業が
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00:00:25.240 --> 00:00:27.240
議会の座席を増やすことを許可しなかったらどうなるでしょう?
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00:00:27.240 --> 00:00:31.820
議場に入りきらなかった国会議員は外で待機しなければなりません
12
00:00:31.820 --> 00:00:33.940
その一方で国会のそばでは
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00:00:33.940 --> 00:00:36.960
できて半年しか経っていないような公営のジムが
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00:00:36.960 --> 00:00:39.460
もう取り壊されています
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00:00:39.460 --> 00:00:42.440
そして取り壊されたところには
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00:00:42.440 --> 00:00:44.020
また莫大な資金を投じて似たようなジムが建設されます
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00:00:44.020 --> 00:00:45.440
新旧2つのジムの違いと言えば
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00:00:45.440 --> 00:00:50.460
ストリートバスケットボールのコートが追加されたことくらいです
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00:00:50.540 --> 00:00:51.620
一方
20
00:00:51.620 --> 00:00:54.620
市役所の裏口が破られており
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00:00:54.620 --> 00:00:57.920
市民の個人情報が載っている書類や
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00:00:57.920 --> 00:00:59.920
銀行の情報から医療情報までが
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00:00:59.920 --> 00:01:01.920
毎晩のように盗み出されていたとします
24
00:01:01.920 --> 00:01:05.060
そんな状況であっても誰も裏口を修理できません
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00:01:05.060 --> 00:01:08.760
なぜなら市役所の裏口を探し鍵を掛けることは
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00:01:08.760 --> 00:01:11.840
市役所の規則に違反するからです
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00:01:11.840 --> 00:01:14.540
これは不条理な話ですが
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00:01:14.540 --> 00:01:17.120
政府がいつも利用している
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00:01:17.120 --> 00:01:19.220
ソフトウェアなどの
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00:01:19.220 --> 00:01:21.560
デジタルインフラについては
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00:01:21.700 --> 00:01:24.660
これと同じことが言えてしまいます
32
00:01:24.660 --> 00:01:26.040
それがなぜ起きるのかというと
33
00:01:26.040 --> 00:01:29.820
なんらかの団体が所有するソフトウェアを使うからです
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00:01:29.820 --> 00:01:33.420
誰かが所有するということは高いライセンス料が発生しますし
35
00:01:33.420 --> 00:01:35.960
利用期間の制限もあれば
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00:01:35.960 --> 00:01:38.360
私たちの利用を制限するものもあります
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00:01:38.360 --> 00:01:41.000
つまり、公共のインフラであるにもかかわらず
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00:01:41.000 --> 00:01:43.000
私たちは利用を許されていないのです
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00:01:43.000 --> 00:01:46.580
また誰かが所有するソースコードは
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00:01:46.580 --> 00:01:49.320
機密保持の対象となります
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00:01:49.320 --> 00:01:52.640
つまりそれはシステムの脆弱性や悪意のあるバックドアが無いかどうか
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00:01:52.640 --> 00:01:55.960
調べることが非常に難しい上に、違法行為に問われます
43
00:01:55.960 --> 00:01:59.580
行政はもっとそのあたりを上手くやれるはずです!
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00:01:59.580 --> 00:02:04.540
もし公費で開発されたソフトウェアが無料からオープンソースになれば
45
00:02:04.540 --> 00:02:07.440
まさにそれを公共のインフラとして
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00:02:07.440 --> 00:02:10.140
好きなだけそれを利用することができ
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00:02:10.140 --> 00:02:12.140
私たち自身で
48
00:02:12.140 --> 00:02:14.140
修理したり
49
00:02:14.140 --> 00:02:15.580
リフォームしたり
50
00:02:15.580 --> 00:02:18.360
それを使う人のニーズに合わせて機能強化したりできます
51
00:02:18.360 --> 00:02:21.800
フリーソフトウェアであり「オープンソース」であるということは
52
00:02:21.800 --> 00:02:25.080
つまり設計図が公開されているということです
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00:02:25.080 --> 00:02:29.860
これによりセキュリティホールの発見と修正が非常に容易になります
54
00:02:29.860 --> 00:02:34.660
そして実用的で堅牢なソフトウェアができたとしたら
55
00:02:34.660 --> 00:02:39.100
その設計図さえあれば
56
00:02:39.100 --> 00:02:42.960
国内のみならず
57
00:02:42.960 --> 00:02:44.960
世界中で利用することができるでしょう
58
00:02:44.960 --> 00:02:48.580
その好例が「FixMyStreet」です
59
00:02:48.580 --> 00:02:50.460
元々はイギリスで開発されたもので
60
00:02:50.460 --> 00:02:52.420
例えば近所の道路にできた窪みを報告したり
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00:02:52.420 --> 00:02:54.420
報告された問題を見て議論したりすることができる
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00:02:54.420 --> 00:02:55.940
無料のソフトウェアです
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00:02:55.960 --> 00:02:59.080
それは今や全世界で使われており
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00:02:59.160 --> 00:03:00.700
みんなが得をしています
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00:03:00.700 --> 00:03:02.960
開発される新機能や改善を
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00:03:02.960 --> 00:03:04.960
みんなで共有できるからです
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00:03:05.200 --> 00:03:08.480
もしも公費で開発される全てのソフトウェアがそのようになったら
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00:03:08.480 --> 00:03:12.220
わたしたちは制約の多いソフトウェアに悩まされることもなく
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00:03:12.220 --> 00:03:14.860
むしろそのソフトウェアを
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00:03:14.860 --> 00:03:16.860
自分がどのようにサポートできるかを考えるようになるでしょう
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00:03:16.860 --> 00:03:18.040
私たちは、みんなにとって
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00:03:18.040 --> 00:03:20.920
よりよい世界を作ることだけを考えることができます
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00:03:20.920 --> 00:03:24.200
あなたが将来のインフラを
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00:03:24.200 --> 00:03:26.460
放って置けないのであれば
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この動画をシェアすることで私たちを支援してください
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そして www.publiccode.eu も
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ぜひご覧ください
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今こそ、私たちの要望を伝える時です
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00:03:36.460 --> 00:03:38.180
Public money?
80
00:03:38.180 --> 00:03:39.940
Public code!