# HD44780 LCD ディスプレイ これは Peter Fleury の LCD ライブラリの統合です。このページは基本について説明します。[詳細なドキュメントについてはこのページをご覧ください](http://www.peterfleury.epizy.com/doxygen/avr-gcc-libraries/group__pfleury__lcd.html) HD44780 ディスプレイのサポートを有効にするには、キーボードの `rules.mk` の `HD44780_ENABLE` フラグを yes に設定します。 ## 設定 ディスプレイで使用されるピンとディスプレイの行と列の数を、キーボードの `config.h` に設定する必要があります。 HD44780 のラベルが付いたセクションのコメントを外し、必要に応じてパラメータを変更します。 ```` /* * HD44780 LCD ディスプレイ設定 */ #define LCD_LINES 2 //< ディスプレイの表示行数 #define LCD_DISP_LENGTH 16 //< ディスプレイの行ごとの表示文字数 #define LCD_IO_MODE 1 //< 0: メモリマップモード 1: IO ポートモード #if LCD_IO_MODE #define LCD_PORT PORTB //< LCD 行のためのポート #define LCD_DATA0_PORT LCD_PORT //< 4ビットデータビット 0 のポート #define LCD_DATA1_PORT LCD_PORT //< 4ビットデータビット 1 のポート #define LCD_DATA2_PORT LCD_PORT //< 4ビットデータビット 2 のポート #define LCD_DATA3_PORT LCD_PORT //< 4ビットデータビット 3 のポート #define LCD_DATA0_PIN 4 //< 4ビットデータビット 0 のピン #define LCD_DATA1_PIN 5 //< 4ビットデータビット 1 のピン #define LCD_DATA2_PIN 6 //< 4ビットデータビット 2 のピン #define LCD_DATA3_PIN 7 //< 4ビットデータビット 3 のピン #define LCD_RS_PORT LCD_PORT //< RS 線のためのポート #define LCD_RS_PIN 3 //< RS 線のためのピン #define LCD_RW_PORT LCD_PORT //< RW 線のためのポート #define LCD_RW_PIN 2 //< RW 線のためのピン #define LCD_E_PORT LCD_PORT //< Enable 線のためのポート #define LCD_E_PIN 1 //< Enable 線のためのピン #endif ```` 他のプロパティを設定する必要がある場合は、それらを `quantum/hd44780.h` からコピーし、`config.h` に設定することができます。(訳注)`quantum/hd44780.h` は `drivers/avr/hd44780.h` の間違いではないかと思われます。 ## 使用法 ディスプレイを初期化するには、以下のパラメータのうちの1つを使って `lcd_init()` を呼び出します: ```` LCD_DISP_OFF : ディスプレイオフ LCD_DISP_ON : ディスプレイオン、カーソルオフ LCD_DISP_ON_CURSOR : ディスプレイオン、カーソルオン LCD_DISP_ON_CURSOR_BLINK : ディスプレイオン、点滅カーソル ```` これはキーボードの `matrix_init_kb` またはキーマップの `matrix_init_user` で行うのが最適です。 使用前にディスプレイをクリアすることをお勧めします。 そのためには、`lcd_clrscr()` を呼びます。 ディスプレイに何かを表示するには、最初に `lcd_gotoxy(column, line)` を呼びます。最初の行の先頭に移動するには、`lcd_gotoxy(0, 0)` を呼び出し、その後 `lcd_puts("example string")` を使って文字列を出力します。 ディスプレイを制御することができる、より多くのメソッドがあります。[詳細なドキュメントについてはリンクされたページをご覧ください](http://www.peterfleury.epizy.com/doxygen/avr-gcc-libraries/group__pfleury__lcd.html)